2019
2/27
歯周病について
- 2019.02.27
- ブログ
こんにちは!
ルアーナデンタルクリニックの谷澤です☺️
今日はみなさんに歯周病についてお話しします!
私たちのお口の中では、有害な最近の侵入を防ぐために、体の免疫が日夜戦いを繰り広げています。なかでも歯茎は、免疫と細菌の戦いの最前線。歯周病になったときに最初の戦場となる場所です。
歯と歯茎のあいだにある隙間(歯肉溝)には、マクロファージなどの免疫細胞がいます。彼らは細菌が歯茎からからだの内部へ入り込むのを食い止める役割を担っています。
しかし、歯の表面に付着しているバイオフィルム(プラーク=最近の塊)は、巨大で粘着質なため、免疫細胞が排除することはできません。ですから、毎日の歯ブラシでプラーク(歯垢)を落とすことがとっても重要です!!
そして、バイオフィルムは簡単には壊せないのです…😱
丁寧な歯磨きをするか、歯科医院でプロの手で取り除いてもらわないかぎり、バイオフィルムは壊せません。
そしてもっと恐ろしいことがあります。
歯周病が進行すると歯茎をささえている顎の骨(歯槽骨)が溶けていきます。骨にまで進行しないように、自分の中にある細胞が自分で溶かしていってしまうのです…😱
そうして顎の骨が溶けてしまい、歯の支えがなくなるので、歯がグラグラして最終的には抜けてしまいます。
よく「歯周病で歯茎が下がる」といいますが、正確には免疫細胞のしわざなのです。
歯周病は自然に治ることはありません。
どんなに高級歯ブラシをつかっても、よく効くと宣伝されている歯磨き剤や洗口剤を使っても進行した歯周病への効果は限定的です。
歯周病は全身にも悪影響を及ぼします。歯周病が誘因となり、がんや糖尿病などの生活習慣病を含め、今ではなんと100を超える全心疾患が歯周病と関連するそうです😨
歯周病の進行を止める唯一の方法は
「毎日のブラッシングと歯科医院でのお掃除」です!
正しいブラッシングはもちろんのこと、
歯周ポケット内のバイオフィルムや歯石も落としてあげることがとても大切です!
みなさんも歯を磨いたら出血した、などどんな些細なことでもお掃除にいらしてみてくださいね!☺️